沖縄麻酔科学情報ホーム > 教育・交流 > 危機管理シミュレーション
人体と同様の構造をした高機能マネキンを使用し、実際の臨床現場では数年に1度も遭遇しないような危機的な状況を作りだし、それに対してどのように対処するかをトレーニングしております。また麻酔管理上最も重要な呼吸管理について医学生の臨床実習からシミュレーターを使用して学ばせており、マスクベンチレーションや気管挿管など医師として必須の手技の基本を身につけさせます。当講座のシミュレーション指導者はMainz Simulation Center(Germany)のインストラクターコースを修了しております。
悪性高熱は全身麻酔特有の合併症でありながらその発生頻度が極めてまれなため、ほとんどの麻酔科医が実際の臨床の場で遭遇することはないと思われます。しかし発症すれば重篤な経過をたどるため麻酔科医はその診断および治療法を熟知しておく必要があります。本シミュレーションではまず悪性高熱の症状や検査所見の異常を体験します。鑑別診断を行いながらその治療法について習得することを目的とします。
肺梗塞は近年注目されている疾患で、全身麻酔はリスク因子です。発症から1時間が治療のゴールデンタイムといわれており、迅速な鑑別診断・治療が必要です。本シミュレーションでは低酸素血症を呈するいくつかの病態を鑑別し、肺梗塞を診断させ、適切な治療を行うことを目的とします。
麻酔科医は気道確保に最も注意を払わなければなりません。麻酔中に突然麻酔器のアラームがなりました。見ると「気道内圧上昇!」の文字が…
あなたはまずどのような病態を鑑別して治療にあたりますか?本シミュレーションでは気道内圧上昇を伴う低酸素血症を呈するいくつかの病態を鑑別し、治療を進めていきます。
ショックの原因は様々であり、鑑別診断から治療まで迅速で的確な判断が求められます。本シミュレーションでは急激な血圧低下を呈する病態を提示します。ショックのときに鑑別すべき点を確認しながら治療を行います。
実際に手術室で患者様に接するまえに、高機能シミュレーターを使用して心電図や血圧、経皮的酸素飽和度などのモニタリングの基本を学びます。シミュレーターに麻酔薬を投与し、薬理学的な反応をモニタリングを通して確認させ、実際に生体に投与したときに起こりうる意識・呼吸・循環のバイタルサインの変化を学びます。麻酔薬投与後の呼吸抑制に対する対処法として、シミュレーターを用いて適切なマスク換気、気管挿管を学びます。