1. 7月2日 金城先生担当

7月2日 金城先生担当

最終更新日:2018年09月16日

抄読会

Ventilation strategy and anesthesia management in patients with severe tracheal stenosis undergoing urgent tracheal stenting
Zhu J-H, et al. Acta Anaesthesiologica Scandinavica 2018;62:600-607

背景:この研究の目的は、緊急の気管ステント留置を受ける患者の換気戦略および麻酔管理における臨床経験を要約することである。
方法:2年間に気管ステントを緊急に気管支鏡的に留置した重症気管狭窄患者22例の臨床データを遡及的にレビューした。気管狭窄の原因と場所に基づいて個別化された異なる換気戦略とECMOの有効性と安全性を評価した。
結果:全患者に十分な換気が確立された。 ECMOは、従来の挿管を施行することができなかった気管中部の狭窄を有する5人の患者に用いられた。挿管後の気管狭窄を有する5人の患者にLMAを用いた。気管狭窄症の患者8例にカフ付き挿管チューブを用いた。硬性気管支鏡における低周波ジェット換気は、中部または下部気管狭窄症の4人の患者に用いられた。すべての患者で気管ステントは適切に留置され、呼吸困難に有意な改善がみられた。 LMAおよび気管チューブで換気した患者の二酸化炭素分圧は有意に上昇した。手術中低酸素症はなかった。
結論:重度の気管狭窄症患者の有効な気道確保の確立は、気道狭窄の原因、位置、および重症度に基づいて行われるべきである。重篤な狭窄を有する患者において、従来の換気またはジェット換気では困難であると判断された場合には、ECMOが考慮される。