臨床・教育・研究が三本柱とした琉球大学大学院医学研究科麻酔科学講座。
琉球大学大学院医学研究科麻酔科学講座(旧琉球大学医学部生体制御医科学講座麻酔科学分野)は、琉球大学医学部医学科が国立大学最後の医学科として設立されたのち、1983年に奥田佳朗を初代教授として迎え開設されました。開設当初沖縄県には麻酔専従医が10人にも満たない状況であり、沖縄県民に、より安全な周術期管理を提供するため一人前の麻酔科医を数多く育てることを一つの柱として医局の運営が行われてきました。1987年には当大学から念願の第一期生の新入医局員3人をむかえ以降現在までにのべ50人以上の麻酔専門医がわが医局から巣立っています。
北は北部病院から南は離島である八重山病院まで全島各地の病院で当講座出身の麻酔専門医が日々周術期管理に当たっており、沖縄県の医療の向上に少なからず貢献してきたと自負しております。2000年には第2代教授として須加原一博が就任し、以来臨床面に加え、教育・研究という大学としての3本柱をより強固なものとしてきました。2014年に垣花学が新教授に就任致しました。