こんにちは、ハヤシです
3月4日、沖縄県医師会館で第46回沖縄県麻酔・集中治療研究会を行いました
前日まで寒い日(といっても18℃とかですが)が続いていましたが、この日は天気に恵まれ、暖かい気候の中で開催されました。
けど、会場内が結構寒かったですね〜。暑がりの先生が「寒い」と言っていました。
今回の会場雰囲気です。離島勤務中の先生も、日帰りで来てくださったりと、多くの先生方にご参加いただきました。
一般演題はなんと12題!多かったですね。
後期研修医1年目の発表があれば、准教授の発表あり。
症例報告だけではなく、臨床研究の発表も行われました。
しかし、皆さん、自由すぎ…時間超過の連続…それを止められないヒヨっ子座長たち…
気がつけば、特別講演の時間には1時間弱も予定時間を超過していました。
特別講演は、那覇市立病院での長年の勤務を今年終えられる、伊波寛先生の「咽頭内高頻度ジェット換気(IP-HFJV)の困難気道症例への酸素化の有効性」でした。
長年の成果を発表して頂きました。換気設定についての考え方や合併症への対策などについても詳しく説明して頂き、ジェットベンチレーションがより身近に感じられるようになりました。最近県内の病院でも数カ所ジェットベンチレーションを購入されたそうで、リスク管理のためには200万くらいで購入できるジェットベンチレーションは良い器具なのかな、と思いました。
今年で人生の節目を迎えられる伊波寛先生、太田敏久先生に「お疲れ様でした」の花束贈呈です。長い間、沖縄の麻酔科医療を支えてくださいました。これからもそれぞれの方法で関わってくださる予定です。よろしくお願いします。
続いて学術講演会。日本医科大学多摩永山病院救急救命センターの田上隆先生に「集中治療室での循環呼吸動態管理・経肺熱希釈法モニターによる評価」について御講演頂きました。
PiCCOやEV1000などの製品がある経肺熱希釈。琉大でも使用していますが、正直「測定めんどくさい」と思うばかりの品でした。けれど、田上先生の講演を聞くと、「ちょっと明日から測定頑張っちゃおうかな☆」と思わされる、そんな御講演でした。理論的な話から、実際のカットオフ値はこれくらい、どのように解釈するのか、循環と呼吸とどちらを優先するのか、といった臨床に則したお話をたくさんしてくださいました。ありがとうございました。
そして、押しに押して、皆腹ペコになった頃、意見交換会を行いました。
映えある高嶺徳明賞は…
後期研修医の島袋大地先生でした!!
麻酔・集中治療の両方に関連した疾患を詳細に調査しまとめて発表してくださいました。おめでとうございました!これからも頑張ってねー。
次回も8月に沖麻研を行う予定です。面白い演題、楽しみにしています。