ASA 2018 SAN FRANCISCO OCT 13-17参加報告書

2018-11-15

カテゴリー:勉強会

 琉球大学麻酔科、2018年度入局の富田寛生と申します。この度、2018年10月13日からアメリカのサンフランシスコで開催されたASA 2018に参加しましたので、報告します。
 成田空港から8時間近くのフライトで現地時間10月12日10時30分に麻酔科入局同期の桃原と共にサンフランシスコに到着しました。その日の夕から垣花教授と合流し、ベイブリッジ・アルカトラズ島・ゴールデンゲートブリッジを眺めつつベイエリアを散策しました。フィッシャーマンズワーフのBOUDINのディナーで食べたのが名物のクラムチャウダーボウル。サンフランシスコの海の幸を堪能できた、絶品ディナーでした。
ASA 2018は翌10月13日からの4日間行われました。市内の複合展示施設であるMoscone CenterのWest/North/Southの3つのホールをはじめ、周辺のホテルなどを会場に約14000人、80以上の国からの参加者を動員したそうです。学会はオーラルの発表やポスターセッション、機器展示場など、日本の学会とほとんど同じような雰囲気で、見て回るうえではほとんど不自由はありませんでした。オーラルの発表では、質疑応答の時間は、マイクを使わず座ったまま、とてもフランクにディスカッションしていました。マイクの前に一人ずつ立ち、自己紹介の後にディスカッションが始まる日本の学会と違う様子が印象的でした。Medical Challenging Casesのポスターセッションでは日本の麻酔科医の発表も見ることができました。また、学会初日の夜はPhilipsとMasimoが主催する日本人のセミナーに参加しました。アメリカで医師として臨床や研究に挑戦する先輩方のお話はとても刺激的でした。

初の国際学会、アメリカだけでなく世界中から参加者が集まるような大きな規模で、なにより学会を通じて内容を理解する点で英語の壁は感じました。しかし、そこに参加する皆が日々麻酔や集中治療を学び、実践しているのだと考えると、勝手に親近感が湧いて、想像したより楽しめたと思います。
入局して1年も経たない僕たちが国際学会を経験できるという環境が、本当に恵まれていることはいうまでもありません。このような機会をくださった琉球大学の麻酔科医局の皆様に、心から感謝します。次回は是非発表者として参加できるよう、日々の診療、勉強に励んでいきます。
拙い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。次年度以降の後輩の皆さんも、良い旅になることを願っています。
 
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